『西郷どん』第7話「背中の母」・・・家族を立て続けに失う吉之助

スポンサーリンク

先ずは、前回を振り返ってみます。

糸の思いに初めて気づく吉之助だったが、二人は結ばれることなく、糸は父親の上役で海老原家への嫁いで行くのでした。

また、藩主斉彬は、ジョン万次郎からメリケンの話を聞く。

あくまでも貿易の為に来るのであって、戦争に来るわけではないと聞くのです。

しかし釈然としない斉彬・・・本当にメリケンは戦争に来るわけでないのか疑問を感じていたのです。

引き続き、メリケンを警戒する斉彬であった。

スポンサーリンク

『吉之助の嫁』

長い間、労咳を患っていた吉之助の祖父、龍右衛門が亡くなります。

祖父の墓の前で家族たちは亡くなった龍右衛門の思い出話をしていました。

 

その時、祖母や母は、「じいさまはいつも吉之助の嫁のことを気にかけていた。

もう吉之助も24歳になるのだから、早く嫁を貰うべきだ。」

 

その話を聞いた父、吉右衛門は、「では伊集院直五郎様のご息女の須賀さんを嫁にもらえないか聞いてみる。」

と言って、早速伊集院家へと向かうのでした。

 

吉之助は、藩主斉彬や領民の為に役目に励む毎日を送っていました。

 

「経済の根本は勧農なり。」

「勧農は政の根本なり。」

 

それを政治信念の元、斉彬は積極的に藩内の新田開発を奨励していたのです。

 

その斉彬の元に、時代を大きく揺るがす知らせが届きます。

それは、いよいよメリケンの軍艦が来るというものでした。

 

「いよいよメリケンが動く。

そして時世も動く。」

そう呟く斉彬だった。

 

そして斉彬はすぐさま重臣に命じます。

 

「江戸に行く。見込みのありそうな者たちも一緒に連れていく。選別を急げ。」

 

そのことは瞬く間に、藩内の若手武士たちに伝わる。

当然、吉之助も知ることとなり、仲間達と殿と江戸へ行くぞ!と叫び合うのでした。

 

ちょうどそのころ、西郷家では母、満佐が病気で倒れます。

満佐は吉之助にただの風邪だから心配はいらないと言う。

 

しかし、本当の病気は祖父、龍右衛門の看病で伝染した労咳だったことを吉右衛門から知らされるのです。

労咳とは、現在の肺結核で、当時は不治の病でした。

 

そして更に、満佐を安心させる為にも、一刻も早く嫁を貰ってほしいと頼まれます。

決心した吉之助は、伊集院家の須賀を嫁として迎い入れることにします。

スポンサーリンク

『両親の死』

須賀が西郷家に嫁入りし、病気の満佐は、早速自分がいなくなってからの西郷家の為に、必死に須賀に西郷家の事を詳しく教えるのでした。

野菜の収穫の仕方、料理方法、家族との接し方の注意などを細かく須賀に伝授するが、満佐の病気の事を知らない須賀は、なんとなく真剣になれずにいました。

そんなある日の朝、いくら呼び掛けても起きない吉右衛門の異変に満佐が気付きます。

その満佐の姿を見て、吉之助が慌てて父、吉右衛門の側に来て、必死で呼びかけます。

既に冷たくなった吉右衛門は、微動だにしませんでした。

祖父、龍右衛門が他界して2か月後のあっけない死でした。

 

吉兵衛の死後、満佐の病状も急激に悪化していきます。

高価な薬を買い、母に飲ませたりと吉之助は必死に満佐の看病をします。

満佐は、吉之助に最後の頼みがあると言います。

それは、吉之助が生まれたばかりのころに、吉兵衛と三人で来た、思い出の場所へ行きたいというものでした。

その場所は、真っ青な海と桜島が見える場所でした。

吉之助は、母、満佐を背負いその場所へ連れていきます。

 

そして、満佐は吉之助の背中で言います。

「これからは、吉之助さんの思うように生きてください。私は吉之助さんの母親でいられて、本当に幸せでした。」

そう言って、満佐は静かに息を引き取ったのです・・・

スポンサーリンク

『まとめ』

たった半年の間に、祖父、父、母を亡くした吉之助。

せっかく嫁を貰ったというのに、その幸せを味わう暇などなく、立て続けに不幸に見舞われました・・・

家族の為にと思って我慢して頑張ってきた吉之助にとって、これほど辛いことがあるでしょうか。

 

しかし、この男は西郷隆盛、明治維新の立役者です。

きっと、この悲しみを乗り越え、困難に毅然と立ち向かっていくことと思います。

今回は、「がんばれ吉之助!!」と叫びたくなりました。

 

さて次回からは、母の遺言どおり、思ったように生きる・・・その生きざまが描かれていくことになります。

是非、応援したいと思います。

スポンサーリンク